家族が集い、家族を守るはずだった自宅が、ある日突然、凶器に変わる時があります。
それは、地震です。
今までに起震車を体験したことはありますか?
地震の揺れを体験することができる車載型の地震体験装置です。
実際に体験してみると分かりますが、まるで天と地がひっくり返ったかのようなひどい揺れに見舞われます。
これが現実世界で発生するかと思うと、非常に心配ですね。
事実、ある調査によると、建築基準法における耐震基準の見直しが行われた1981年以降も、約7.6%もの住宅が倒壊しています。もちろん、家財の転倒はこの数字に含まれません。
特に、まだ、自分で判断が難しい子供をもつ家庭では、一人で寝かせることに不安を感じるのではないでしょうか?
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二段ベッドで子供を守れる
ひとつ、興味深い例をご紹介したいと思います。
それは、二段ベッドが、地震発生時の安全装置として働いた事例です。
1995年に発生した阪神淡路大震災では、大勢の尊い命が奪われました。
この震災は、早朝に発生した地震だったため、まだ就寝している方が多く、倒壊した住宅や家財の下敷になったり、その後の火災で逃げ場を失った方が大勢発生し被害を拡大させました。
一方で、二段ベッドで就寝していた子供が助かったという話しがいくつも残っています。
通常のベッドであれば、家具や天井が転倒・倒壊した時に、体をまったく防御してくれませんが、二段ベッドの場合は、ベッド自体の強度が高いため、たとえ、大きな家具が転倒したり、天井が落下しても、体と倒壊物の間に隙間ができます。
これで、子供の怪我を防ぎ、逃げ出すための通路を作ってくれます。
もし、子供が二段ベッドの二階部分で就寝していたとしても、落下防止用の柵が両脇に取り付けられていますから、その落下防止策が、地震発生時の盾として子供の身を守ってくれるのです。
従って、大切な子供を守るためにも、耐震性の高い二段ベッドを検討した方がよいでしょう。
二段ベッド選びの注意点
しかし、二段ベッドは耐震性がよいとはいえ、いくつか注意した方が良いこともあります。
注意点は、次の三つです。
この点を満たしていない二段ベッドは決して耐震性が優れているとはいえず、選ぶべきではありません。
- ダボがしっかり固定されているか?
- 耐荷重は十分にあるか?
- 横からの圧力に耐えられるか?
ダボがしっかり固定されているか?
フレームとフレームのつなぎ目を凸凹の原理を使って、金属や木製の棒でつなぎ止めている部品のことをダボといいます。
ダボは、ベッドを組み立てるときに特別な工具を使わずにフレーム同士をつなげることができるので、非常に便利な反面、地震などの揺れで緩みやすく、一旦緩んでし
まうと、一気にベッドが倒壊してしまいます。
本来はダボだけで二段ベッドとしての機能を維持するのですが、耐震性を検討する時は、必ず、ネジでダボを固定する構造になっているか確認すると良いでしょう。
ダボがしっかり固定されていれば、地震が発生しても二段ベッドが倒壊する危険性が低くなり、耐震性能が高いベッドということができるでしょう。
耐荷重は十分にあるか?
たとえば、兄弟で二段ベッドを使うことを想定してみましょう。
大きめに見積もって、それぞれ40キロの体重があるとします。
すると、二段ベッドにかかる体重は、合計80キロです。
では、80キロの体重に耐えられるベッドであれば安全なのでしょうか?
先ほどもお話した通り、それでは不十分です。なぜならば、家具が転倒したときや天井が倒壊した時に、その重さが子供たちの体重に加えて加算されるからです。
従って、子供2人の体重と併せて、最低限、大人1人分の体重が支えられる耐荷重が必要です。
横からの圧力に耐えられるか?
地震が発生した時に、ベッドは重さに耐えられれば、子供の安全は守られるかも疑問が残るところです。
確かに②でもお話しした通り、耐荷重が優れたベッドを選びたいもの。
しかし、家具の転倒に備えて、上からかかる重圧だけでなく、横からのしかかる重圧にも耐えられる必要があります。
そのためには、絶対にフレームがゆがんでしまってはいけません。
フレームがゆがめば、ベッドが構造的に耐震性を失ってしまうからです。
解決策としてオススメするのが、すのこ式の二段ベッドです。
本来は、ベッドの通気性を良くし、マットレスの防カビや、湿気を抑えるために使われる素材ですが、地震の発生時は、フレーム内に、しっかり、はめこまれた、すのこの力により、フレームが歪んでしまうことを避ける効果が期待できます。
これにより、横から重圧がかかっても、ベッドは耐震性を失わずに大切な子供の命を守ってくれることになるでしょう。
快適に寝られるすのこベッド
実は、すのこ式ベッドの性能は、耐震性にとどまりません。
子供は、新陳代謝が激しく、汗をかきやすい時期です。
そのため、マットレスが湿ってしまい、寝心地に影響するほか、敏感な肌を傷めてしまい、アレルギーの原因になることもあります。
特に男の子だった場合は、女の子よりも汗っかきの子供が多いので要注意です。
そこで、登場するのが、すのこ式ベッドです。
マットレスの下に空気の通り道ができる構造のため、水蒸気を上手に逃がして湿気がマットレスに籠もることを避けられるのです。
耐震性が高く、体にも優しいすのこ式の二段ベッド。ぜひ、検討してみてください。
子供が快適で安全性も高いベッドとは?
耐震性が高く地震が来ても安心できる。加えて、子供たちが好んで使えるベッドをお探しなら、LOWYAの2段ベッドを選択肢の一つにするとよいでしょう。
耐荷重は上段約90kg、下段約90kgとたっぷり。
兄弟二人で使ってもしっかり余裕を残した設計です。
また、すのこ式のため、横からの重圧にも強く、家具の転倒から子供の体を守ってくれます。
また、大人になってからも使えるセパレート構造です。
もちろん、今時の子供の生活スタイルに合わせて、広い宮がついている他、スマホの充電などに使えるコンセントもついています。
安全性だけでなく、子供が一人で眠ることを楽しめるベッド。