チェストベッドの名前を一度は耳にされたことはありませんか?
最近は、大手家具店のネットショップを覗いてみると、ソファーの欄に掲載されていることがあり、なぜ、ソファーの販売コーナーにベッド?と疑問に思った方も少なくないでしょう。
今回は、耳にすることが多くなったチェストベッドの魅力についてご紹介したいと思います。
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改めてチェストベッドの魅力とは?
冒頭でもお話ししましたが、ほとんどの方は、チェストベッドの名前を耳にしたことはあるのではないでしょうか?
今や大手家具店でも目にすることの多いチェストベッドですが、普通のベッドと一体何が違うのでしょうか?
分かりやすくチェストベッドをご説明すると、座高が高いベッドのことです。
一般的に、床から寝床までが低いベッドのことをローベッドと表現しますが、その対になるベッドで、膝上程度の高さがあります。
床上40cm程度の高さが一般的で、腰をかけるのにちょうどよいサイズでもあります。
部屋が狭く、ソファーを置くことはできないけど、腰をかける場所が欲しい・・・。
そんな一人暮らしの方に適したベッド。それがチェストベッドです。
ソファーとしても、寝具としても、様々な用途として使うことができます。
なお、意外と盲点なのが、収納場所の確保に適したベッドであること。
高さがあるので、もちろんベッドの中はたっぷりフリースペースがあります。
このフリースペースをフルに物置として使えるタイプのベッドや、大小様々な引き出しを完備したベッドなど、趣向を凝らした様々なタイプが発売されていますので、ご自身のライフスタイルに応じて使い分けてみるのもよいでしょう。
チェストベッドのメリットとは
まずはチェストベッドのメリットですが下記のように3つ考えてみました。
①タンス並みの収納力がある。
②BOX構造である。
③腰掛けやすく起き上がりやすい。
タンス並みの収納力
チェストベッドを選ぶ最大の理由はこれにありますよね。なんと言ってもタンス並みの収納力を備えていることです。狭いワンルームでクローゼットなどの収納が少ない部屋や寝室などにはベッドが押し入れやクローゼットの代わりになってしまいます。ベッドのスペースは約2畳分だから、言いかえれば約2畳分の収納スペースを確保したのと同じことになり、2畳分広い部屋に引越しをしたのと同じ価値といえますね。
沢山の収納があることで部屋は綺麗に整理することができます。
衣類や大きな荷物が部屋の隅に置かれているより片付けられた部屋の方が気持ちいですよね。部屋が綺麗だとインテリアにも気を使うこともできます。家具なども部屋の雰囲気に合わせてコーディネイトする楽しみも増えるのではないでしょうか。
BOX構造とは
ほとんどのチェストベッドの収納はBOX構造となっています。
BOX構造とはあまり聞きなれないかと思いますが、なんとなくイメージは付くかと思います。その名の通り、収納部の引き出しが完成された箱型の状態です。では、このBOX構造のどこが良いのかというと一般的なベッドに比べサイドフレームが不要なため構造に無駄がなくなります。そのため同じサイズのベッドに比べ収納力がUPします。
また引出しの上部と裏側が板で密閉されているので、ほこりの侵入を防ぐ効果が期待できるので大事な荷物も安心して収納できます。
そしてBOX構造はベッドの組立が簡単です。
腰掛けやすく起き上がりやすい
小上がりという言葉がありますがベッドは必ずしも寝るためにあるのではありません。チェストベッドは腰掛けには丁度良い高さと言えます。本を読んだりテレビを見たりお茶を飲んだりるには、ちょうどよい高さです。低いベッドでは腰掛にくいし立ち上がるのも大変です。
チェストベッドのデメリットとは
次にチェストベッドのデメリットを考えてみます。
①湿気に弱い
②ベッドの床面が高い
③ほこりが入りやすい
④普通のベッドに比べ割高
湿気に弱い
湿気に弱いのはチェストベッドに限ったことではありません。ベッド下に収納ボックスをおいているなど、ベッド下が収納になっている場合は通気性が悪くなってしまうため、どうしても湿気が溜まりやすくなってしまいます。
湿気はカビの発生原因になってしうため、できるだけ小まめに換気やメンテナンスをすることが大切です。湿気対策にはマットレスの湿気を取り除くことや、除湿剤で収納庫内を除湿すること、エアコンや除湿器で湿度を下げ部屋の湿気をとることが効果的な方法です。
ベッドの床面が高い
ベッドの床面が高いことによってメリットもありましたが、逆にデメリットにもなることがあります。ベッドが高いことで小さなお子様がいるファミリー層には向かないベッドになってしまいます。
小さなお子様がベッドから転落する危険性を備えているため床面が高いチェストベッドは不向きと言えます。
ほこりが溜まりやすい
チェストベッドの収納にはBOX構造になっていないものもあります。BOX構造になっていると完成された箱となり引き出しが囲われているためほこりは溜まりにくいのですが、そうでない場合は、ほこりが溜まりやすいので注意が必要です。
チェストベッドを選ぶ際には引き出しがBOX構造になっているかを確認すると良いでしょう。
BOX構造であればは引き出し上部と裏側が密閉されているので、ほこりの侵入を防ぎます。
普通のベッドに比べ割高
チェストベッドは通常の収納ベッドに比べ割高です。一般的な収納ベッドならネット通販で2万円台(シングル・フレームのみ)で購入できますがチェストベッドはシングルのフレームのみで4万円台からです。
チェストベッドは通常の収納ベッドに比べ組立部材も多いため割高となる傾向があります。
嫁入り道具はタンスだった!今はチェストベッドが代替
ところで、一昔前の嫁入り道具といえば、「タンス」だった時代があります。
着物を整理し、女性の必需品を収納するために必要だったからです。
家族が増えれば、家族の荷物を収納するのも、やはりタンスでした。
現代の嫁入り道具に「タンス」と答える方は、あまり見かけませんが、やはり、女性が生活する上で、ファッションや小物など生活必需品は以前と比べて減ったわけではありません。
一方で、都会のマンションなど、住空間は決して広くはない日本において、収納場所の確保はやはり頭の痛い問題です。
そこで、登場するのが、やはりチェストベッドです。
先ほど、チェストベッドは、ソファーの代わりになるというお話をしましたが、それ以外にもタンスとしても使うことができます。
例えば、セミシングルのチェスト型収納ベッド『Steady』は、深型収納、浅型収納など大小2種類の引き出しと、長物を収納できるベッドイン収納を確保した、大容量収納のベッドです。
ベッド側面には、深型収納と浅型収納の引き出しが設置されているので、浅型の引き出しに衣類を収納し、深型引き出しに仕事用のバッグを収納しておけば、朝、目覚めて着替えて、バッグを持ったら素早く出勤!なんてことも可能です。
朝の忙しい時間帯をベッドを中心に最小限の動作で完結することができるので、生活にゆとりを持つことができるでしょう。
さらにフットボード部分は角丸に作り上げてあるので、万が一、足をぶつけたときに怪我をしにくい構造です。
特に忙しく、毎日、部屋の中でてんてこ舞い・・・。そんな方でも安心できるベッドといえるのではないでしょうか?
都会的なチェストベッドを楽しみたい
収納もさることながら、デザイン性も重視したい!そんな方には、だんぜん、『Amario』!
ブラックのスタイリッシュなデザインで、都会のラグジュアリーな空間を作り出すのに適したベッドです。
一見するとシンプルなベッドですが、『Steady』同様に、深型収納、浅型収納、そして長物収納を確保しつつ、機能性と省スペースを兼ね備えたヘッドボードが魅力です。
ヘッドボード部にコンセントを配して、ベッド周りでスマホートフォンの充電が行える他、時計や写真、読みかけの書籍を置くことができるので、眠る直前まで、ベッドの中でお気に入りの音楽を聴きながら読書にふける。
まさにドラマのようなリラックスした時間が楽しめます。
ちなみに、ヘッドボード付きのベッドは、珍しいものではありませんが、『Amario』は、スリムヘッドボードにこだわった商品です。
一般的には25cm程度の厚みがあるものがほとんどですが、『Amario』の場合は、9cmと群を抜くスリムさです。
少しでも無駄があると、そこに不便さを感じてしまい、ベッドに対する不満が高まってしまうものですが、『Amario』の場合は、普通のベッドを普通で終わらせないコダワリ溢れる設計なので、使っていて不満を感じることもないでしょう。
もちろん、引き出しの開け閉めをスムーズにするスライドレールや、足をぶつけて怪我をすることを防ぐ角丸加工。床の傷を防止する底板など、随所に気配りが感じられる素晴らしい逸品ではないでしょうか?
まとめ
チェストベッドにはデメリットもありますが、それを差し引いてもタンス並みの収納力には大きな魅力がありますよね。日本の住環境は決して広くありません。物理的に収納スペースを確保するにはチェストベッドは大変便利です。お部屋をすっきり整理したい人にはおススメなベッドです。
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